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「犬の爪を切らなきゃ」と思っても、爪が黒いと急に難しく感じませんか?
白っぽい爪なら、内部のピンク色の部分を見ながら「ここから先は切らないようにしよう」と判断できます。
ところが黒い爪は、外から血管や神経が通っている部分が見えにくいため、
「どこまで切っていいの?」
「まだ切れるの?」
「もう止めたほうがいい?」
と迷ってしまいますよね。
黒い爪を切るときは、最初から「この長さまで切る」と決めるのではなく、爪の先端を少しずつ切り、切った断面を確認しながら進めることが基本です。
この記事では、黒い爪を切るときに「どこから切るのか」「何を見て止めるのか」を中心に、できるだけ分かりやすく紹介します。
なぜ黒い爪は切るのが怖いの?
爪の中には血管や神経が通っている

犬の爪の中には、血管や神経が通っている「クイック」と呼ばれる部分があります。
ここまで切ってしまうと、出血したり痛みを感じたりすることがあります。
そのため、爪切りではクイックを傷つけないように、先端の硬い部分を切っていきます。
犬の爪の構造や、白い爪・黒い爪の基本的な違いについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
→【犬の爪切りはどこまで切る?初心者でも失敗しにくい切り方と注意点】

黒い爪はクイックの位置が外から見えにくい

黒い爪が難しいのは、クイックがないからではありません。
クイックが爪の中にあっても、外側から位置を確認しにくいことが大きな理由です。
そのため、黒い爪では「外から見た長さ」だけを頼りにして、一気に短くするのは避けたほうが安心です。
同じ犬でも、爪によって状態が違うことがあります
犬によって爪の色が違うだけでなく、同じ犬でも黒い爪と白っぽい爪が混ざっていることがあります。
さらに、同じ黒い爪でも1本ごとに長さや形、クイックの位置が異なることがあります。
そのため、「この犬はこのくらい切れる」ではなく、切る爪を1本ずつ確認することがポイントです。
黒い爪はどこまで切っていい?

ここが一番気になるところですよね。
結論からいうと、黒い爪はクイックの手前までが基本です。
ただし、黒い爪ではクイックが外から見えないため、「手前がどこなのか」が分かりにくいのが問題です。
そこで、次のように考えてみてください。
先端を少し切る
↓
切った断面を見る
↓
まだ先端の硬い部分なら、もう少し切る
↓
また断面を見る
↓
クイックに近づいてきたサインが見えたら、そこで止める
つまり、黒い爪は「最初に正解の位置を当てる」のではなく、少しずつ切りながら正解の位置に近づいていく方法が基本です。
最初は「長さを整える」くらいでOK
初めて黒い爪を切る場合は、最初から短くしようとしなくても大丈夫です。
まずは爪の先端の、明らかに伸びている部分を少しだけ切ります。
そして、一度切ったら必ず断面を確認します。
「もう少し切れそう」と思っても、続けて何度も切るのではなく、
切る → 見る → 切る → 見る
を繰り返しましょう。
黒い爪を切るときは「切った断面」を見る

黒い爪で一番覚えておきたいのが、横から見た爪ではなく、切った断面を確認することです。
先端を少し切ると、爪の中の状態が断面に現れます。
まだクイックから十分離れている段階では、比較的乾いた硬い部分が見えます。
さらに少しずつ切っていくと、断面の中心部分に色や質感の変化が見られることがあります。
クイックに近づくにつれて、断面の中心が濃くなったり、湿ったように見えたりすることがあります。
このような変化が出てきたら、それ以上深く切らず、そこで止めるのが安全です。
※断面の見え方には個体差があるため、「この色になれば必ずクイック」という一つの見た目だけで判断しないようにしましょう。
「黒い爪の断面」を見るときのイメージ
黒い爪では、
まだ余裕がある
→ 少し切る
→ 断面を確認
→ 中心部の変化が見えてくる
→ それ以上は切らない
というイメージです。
「血管が見えないから、まだ切れる」と考えるのではなく、切った断面に変化が出てきたら、そこで止めることを意識してください。
黒い爪を実際に切る手順

STEP1 まず犬が落ち着いている状態にする
爪切りを始める前に、犬が落ち着いていることを確認します。
黒い爪は慎重に確認しながら切る必要があるため、犬が動いている状態で無理に進めるのはおすすめできません。
「今日は1本だけ」でも構いません。
STEP2 爪の先端を確認する
足をやさしく支え、切る爪を1本ずつ確認します。
まず見るのは、爪の先端から伸びている部分です。
最初から「ここまで切る」と決めるのではなく、まずは明らかに長く伸びている先端を少し切るところから始めます。
STEP3 先端を少しだけ切る
黒い爪では、一度に大きく切らないことが大切です。
爪の先端から少しだけ切り、いったん爪切りを止めます。
特に初めて切る場合は、「これだけ?」と思うくらい少しでも構いません。
STEP4 切った面を確認する
爪の先端を少し切ったら、いったん手を止めて、切った面を確認します。
黒い爪は外側から血管の位置が分かりにくいため、切った面の中央部分に色や質感の変化がないかを見ます。
まだ変化が分からない場合でも、「変化がないから一気に切ってOK」という意味ではありません。もう少しだけ切って、また確認するというように進めます。
STEP5 断面に変化が出てきたら、それ以上は切らない
少しずつ切っていくと、切った面の中央部分にピンクっぽい色が見えたり、湿ったような質感に変わったりすることがあります。
こうした変化は、クイックに近づいている可能性を考えるための目安です。
「もう少しだけ」と欲張って切り進めず、そこで止めましょう。
少し長めで終えるくらいでも構いません。
STEP6 必要なら、やすりで先端を整える
切った後の先端が尖っていたり、引っかかりそうだったりする場合は、やすりで整えます。
一度に理想の長さまで切ることよりも、安全な範囲で少しずつ整えていくことを優先しましょう。
じゃあ、最終的にはどこまで切れば「OK」なの?

ここが一番分かりにくいところだと思います。
黒い爪の場合、すべての犬に共通する「○mm」という正解はありません。
爪の大きさや形、クイックの位置には個体差があるためです。
そこで、最終的な長さは次の2つを目安にします。
① クイックを傷つけない範囲で、伸びている先端を整える
まずはクイックの手前まで。
断面にクイックに近づいているサインが見えてきたら、それ以上は切らないようにします。
「できるだけ短く」ではなく、「安全に切れるところまで」と考えると分かりやすいです。
② 立ったときに爪が床に強く当たっていないか確認する
爪を切った後は、犬を自然に立たせて確認してみましょう。
歩いたときに爪が床に当たってカチカチ音がする場合や、爪が床に強く接している場合は、まだ長い可能性があります。
ただし、床との接触だけで「必ず切りすぎ・長すぎ」と判断できるわけではありません。
爪の形や歩き方などによっても見え方が変わるため、断面の状態と普段の歩き方を合わせて考えることが大切です。
黒い爪は「一度で理想の長さ」にしなくても大丈夫

ここは、黒い爪に悩んでいる飼い主さんにぜひ伝えたいところです。
「爪を切るなら、全部の爪を短くしなきゃ」と思ってしまうかもしれません。
でも、黒い爪を切るのが怖いなら、一度で理想の長さまで短くする必要はありません。
例えば、
今日は先端を少しだけ切る。
次回、また少し切る。
というように、何回かに分けて整えていく方法もあります。
爪が伸びている期間が長いと、クイックも長くなっていることがあります。
その場合も、無理に一気に短くしようとせず、少しずつ整えていくほうが安心です。
黒い爪を切るときに避けたいこと

「○mmなら安全」と決めつける
犬によって爪の大きさやクイックの位置は違います。
「2mmなら絶対大丈夫」のように、数字だけで安全な範囲を決めないようにしましょう。
断面を確認せずに続けて切る
黒い爪では、切った後に断面を見ることが重要です。
一度切ったら確認する。
これを習慣にしましょう。
「まだ血管が見えないから大丈夫」と考える
黒い爪は血管が外から見えにくいので、血管が見えないことだけを理由に、さらに深く切るのは危険です。
一度に全部の爪を終わらせようとする
犬が落ち着いていなかったり、飼い主さん自身が不安だったりするなら、途中で終わっても構いません。
「今日は前足だけ」「今日は2本だけ」という進め方でも大丈夫です。
犬が動いているのに無理に切る
黒い爪は断面を確認しながら慎重に切る必要があります。
犬が急に足を引っ込めたり、暴れたりする場合は、無理に続けないようにしましょう。
もし黒い爪を切って血が出てしまったら?

慎重に切っていても、誤ってクイックに触れてしまい、出血することはあります。
まずは慌てず、清潔なガーゼなどで出血している部分を圧迫して止血します。
出血がなかなか止まらない、傷の状態が気になる、犬が強く痛がっているなどの場合は、動物病院に相談しましょう。
そして、1回出血してしまったからといって、「もう二度と爪を切れない」と考える必要はありません。
次回からはさらに少しずつ切る、やすりを使う、プロにお願いするなど、方法を変えることもできます。

黒い爪を切るのがどうしても怖いなら、無理をしない
ここまで読んでも、「やっぱり自分で黒い爪を切るのは怖い」という場合は、無理に自宅で切る必要はありません。
トリミングサロンや動物病院などで爪切りをお願いするのも一つの方法です。
また、爪を一気に切ることに不安がある場合は、電動爪やすりで少しずつ削る方法もあります。
ただし、電動やすりなら絶対に出血しないというわけではありません。また、音や振動を怖がる犬もいます。
「切る道具を変えれば解決する」と決めつけず、愛犬の性格や反応に合った方法を選びましょう。
→【犬用電動爪やすりおすすめ|爪切りが怖い人の選び方】
黒い爪についてよくある疑問
Q. 黒い爪は、どこまで切ればいいですか?
A.基本はクイックを傷つけない範囲です。
ただし、黒い爪は外からクイックの位置が見えにくいため、最初から決まった長さまで切ろうとするのではなく、先端を少しずつ切り、毎回断面を確認しながら進めます。
断面に色や質感の変化が出てきたら、それ以上深く切らずに止めることを意識しましょう。
Q. 黒い爪は何mmまで切っていいですか?
A.「○mmまでなら安全」という一律の目安はありません。
爪の大きさや形、クイックの位置は犬によって異なるためです。
数字ではなく、その爪の断面を確認しながら判断することが大切です。
Q. 黒い爪でも血管の位置は分かりますか?
A.白っぽい爪と比べると、外側から血管の位置を確認するのは難しいです。
そのため、少しずつ切って断面を確認し、クイックに近づいているサインを見ながら進めます。
Q. 黒い爪は白い爪より難しいですか?
A.血管の位置を外から確認しにくいため、一般的には慎重な判断が必要になります。
ただ、黒い爪だから必ず自分で切れないわけではありません。
「少し切って確認する」を繰り返し、無理をしないことがポイントです。
Q. 黒い爪を切るのが怖い場合はどうしたらいい?
A.無理に自分で切る必要はありません。
トリミングサロンや動物病院にお願いする方法もあります。
また、少しずつ削れる電動爪やすりを試す方法もありますが、音や振動を怖がる犬もいるため、愛犬との相性を考えて選びましょう。
まとめ|黒い爪は「どこまで切るか」より「切った後を見る」
黒い爪を切るときに一番大切なのは、
「最初から正確な切る位置を当てようとしない」
ことです。
黒い爪は血管の位置が外から見えにくいため、
先端を少し切る
↓
断面を確認する
↓
もう少し切る
↓
また確認する
↓
クイックに近づいてきたサインがあれば止める
というように、少しずつ進めます。
そして、「できるだけ短くする」ことが目標ではありません。
クイックを傷つけない範囲で、伸びている爪を少しずつ整える。
これくらいの気持ちで大丈夫です。
黒い爪を切ることに強い不安がある場合は、1回ですべて終わらせなくても構いません。
「今日は1本だけ」「今日はここまで」と区切りながら、愛犬と飼い主さんの両方が無理なく続けられる方法を見つけていきましょう。
【爪のお悩みは他にも】


→【犬用電動爪やすりおすすめ|爪切りが怖い人の選び方】



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