「愛犬を車に乗せたいけれど、怖がってしまう…」
「車に乗るたびに落ち着かず、ドライブを楽しめない…」
そんな悩みを抱えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
犬は人間のように「車でお出かけは楽しい」と最初から理解しているわけではありません。
エンジン音や揺れ、見慣れない景色などに驚き、「車=怖い場所」と覚えてしまうこともあります。
しかし、焦らず少しずつ慣らしていけば、車を嫌がらなくなる犬も少なくありません。
この記事では、初心者の方でも実践しやすいように、車に慣らすための5つのステップを分かりやすく紹介します。
犬が車を嫌がるのは普通?

結論から言うと、車を怖がること自体は珍しいことではありません。
特に初めて車に乗る犬や、車に乗る機会が少ない犬は、次のような理由で不安を感じることがあります。
・エンジン音が怖い
・車の揺れに慣れていない
・窓の外の景色が次々と変わる
・車酔いを経験したことがある
・病院へ行くときしか車に乗らない
このような経験が重なると、「車=嫌な場所」と覚えてしまうことがあります。
そのため、無理に慣れさせようとするのではなく、「車は安心できる場所」と少しずつ感じてもらうことが大切です。
車に慣らす前に準備しておきたいもの

練習を始める前に、まずは愛犬が安心できる環境を整えましょう。
ドライブボックス・クレート
車内で体が安定しやすくなり、急ブレーキやカーブの際も安心です。
普段から家の中でも使っているものなら、よりリラックスしやすくなります。
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ハーネス・シートベルト
万が一の事故や急ブレーキに備え、安全のためにも必ず装着しましょう。
また、休憩時のお散歩の際にも必要になります。
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お気に入りのおやつ・おもちゃ
練習では「車=楽しい場所」と覚えてもらうことが大切です。
好きなおやつやお気に入りのおもちゃがあると、リラックスしやすくなります。
無理のないスケジュール
時間に余裕がない日に練習すると、つい焦ってしまいがちです。
最初は5〜10分程度でも十分なので、愛犬のペースに合わせて進めましょう。
犬を車に慣らす5つのステップ
まずは全体の流れを確認しましょう。
愛犬の様子を見ながら、一歩ずつ進めていくことが大切です。

STEP1 車に乗るだけ
最初から車を走らせる必要はありません。
まずはエンジンをかけずに車へ乗り、「車の中で過ごす」ことから始めましょう。
最初は1〜2分でも十分です。
そして、落ち着いて過ごせたら優しく褒めてあげましょう。
もし、嫌がるようなら無理に続けず、その日はそこで終わりにしても大丈夫です。
STEP2 車の中で楽しい時間を過ごす
車に乗ることができるようになったら、次は「車=楽しい場所」と感じてもらう練習です。
例えば、
・おやつをあげる
・お気に入りのおもちゃで遊ぶ
・優しく声をかける
など、愛犬がリラックスできる時間を作りましょう。
ここで重要なのは、「まだ車を走らせないこと」です。
まずは車内で安心して過ごせるようになることを目標にしましょう。
🐾 わが家の場合
最初は車に乗せるだけでも落ち着かず、「本当に慣れてくれるのかな?」と心配でした。
でも、おやつを食べたり、車の中で少し遊んだりする時間を作るうちに、少しずつ落ち着いて過ごせるようになりました。
性格によって慣れるスピードは違いますが、「今日は車に乗れた!」という小さな成功を積み重ねることが大切だと感じています。
STEP3 エンジンをかけるだけの練習をする
車内で落ち着いて過ごせるようになったら、次はエンジンをかける練習です。
エンジン音や振動に驚いてしまう子もいるため、この段階でもまだ車は走らせません。
エンジンをかけたら、優しく声をかけたり、おやつをあげたりしながら数分間過ごしてみましょう。
落ち着いていられたらエンジンを止め、その日は終了しても十分です。
もし怖がる様子が見られたら無理に続けず、一度エンジンを切って前のステップへ戻りましょう。
「少しずつ慣れること」が一番の近道です。
💡ワンポイント
初めてエンジン音を聞く子は、音だけでなく車体の小さな振動にも驚くことがあります。
最初から長時間続ける必要はありません。
「今日はエンジンをかけても落ち着いていられたね」と、小さな成功を積み重ねることが大切です。
STEP4 5〜10分ほど近所をドライブする
エンジン音にも慣れてきたら、いよいよ短時間のドライブに挑戦します。
最初は5〜10分程度を目安に、自宅の近所をゆっくり走るだけで十分です。
「目的地へ行くこと」ではなく、「車に乗ることに慣れること」が目的なので、買い物や通院などを兼ねるより、練習だけの日を作ることをおすすめします。
また、急発進・急ブレーキ・急カーブは車酔いや恐怖心につながりやすいため、できるだけ穏やかな運転を心がけましょう。
🐾 わが家の場合
うちの子はものすごくビビりなので、まずは数メートル進んでそのままバック駐車して終了。
これを数日繰り返して、動く車も怖くないと教えました。
怖がりな子は、このくらいから始めるのもオススメです。
STEP5 少しずつ距離や時間を伸ばす
短時間のドライブを落ち着いて過ごせるようになったら、少しずつ移動時間を伸ばしていきます。
例えば、
・5〜10分
・15分
・30分
・1時間
というように、愛犬の様子を見ながら段階的に慣らしていくのがおすすめです。
「今日は15分走れた」「今日は30分でも落ち着いていた」と、一歩ずつ進めていけば十分です。
焦って長距離ドライブに挑戦するよりも、成功体験を積み重ねる方が、結果的に車を好きになってくれる近道になります。
ドライブの後は楽しい時間を作ろう

短時間のドライブが終わったら、そのまま帰宅するだけではなく、愛犬が楽しめる時間を作るのがおすすめです。
例えば、
・公園を少し散歩する
・好きなおやつをあげる
・ドッグランで遊ぶ
・家に帰ってたくさん褒める
など、「車に乗ると楽しいことがある」と覚えてもらえる経験を増やしていきましょう。
反対に、病院へ行くときだけ車に乗せていると、「車=嫌な場所」と覚えてしまう子もいます。
普段のお出かけにも車を利用することで、苦手意識を減らしやすくなります。
こんな様子が見られたら無理をしない

短時間のドライブ中でも、次のような様子が見られたら、その日は無理をせず練習を終えましょう。
・あくびを繰り返す
・よだれが増える
・落ち着きがなくなる
・呼吸が速くなる
・震えている
・吐いてしまった
これらは車酔いや緊張のサインである可能性があります。
無理に練習を続けると、「車はつらい場所」という印象が強くなってしまうこともあります。
安全な場所で休憩し、落ち着いてから帰宅しましょう。
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練習のペースは愛犬それぞれ

人によって得意・不得意があるように、犬にも個性があります。
数回で慣れる犬もいれば、何週間、何か月とかけて少しずつ慣れていく犬もいます。
周りの犬と比べる必要はありません。
愛犬のペースを尊重しながら、「昨日より少し成長したね」と、小さな変化を喜びながら進めていきましょう。
犬を車に慣らすときにやってはいけないこと

愛犬を早く車に慣らしたいと思うあまり、間違った方法で練習を進めてしまうと、かえって車嫌いになってしまうことがあります。
ここでは、特に気を付けたいポイントを紹介します。
いきなり長距離ドライブに挑戦する
「せっかく乗れたから、そのまま遠出してみよう。」
そんな気持ちになることもあるかもしれません。
しかし、車に慣れていない犬にとって長時間のドライブは、大きなストレスになることがあります。
また、車酔いを経験してしまうと、「車=気持ち悪くなる場所」と覚えてしまう可能性もあります。
まずは5〜10分程度の短いドライブから始め、愛犬の様子を見ながら少しずつ時間を延ばしていきましょう。
怖がっているのに無理に続ける
震えたり、強く嫌がったりしているにもかかわらず、
「慣れるためだから。」と無理に練習を続けるのはおすすめできません。
恐怖心が強い状態で練習を続けると、「車=怖い場所」という印象がより強く残ってしまうことがあります。
嫌がる様子が見られたら、その日は無理をせず終了しましょう。
翌日以降、前のステップに戻って少しずつ練習を再開すれば大丈夫です。
病院へ行くときだけ車に乗せる
犬は楽しかった経験だけでなく、嫌だった経験もしっかり覚えています。
そのため、「車に乗る=病院へ行く」という経験ばかりになると、車を見るだけで嫌がるようになってしまう犬もいます。
普段から公園やドッグラン、お散歩など、楽しいお出かけにも車を使うことで、「車に乗ると楽しいことがある」というイメージを持ってもらいやすくなります。
他の犬と比べる
SNSなどを見ると、
「初めてでも平気だった!」
「子犬の頃から大人しく乗っている!」
という投稿を目にすることがあります。
しかし、車に慣れるスピードには個体差があります。
数日で慣れる犬もいれば、数か月かかる犬も珍しくありません。
他の犬と比べるのではなく、昨日より少し成長できたことを大切にしてあげましょう。
どうしても車を嫌がるときは?原因別の対処法

少しずつ練習していても、なかなか車に慣れない犬もいます。
そんなときは、「無理に乗せなければ」と焦る必要はありません。
まずは、愛犬がどんな場面で嫌がっているのかを観察してみましょう。
例えば、
・車を見るだけで逃げる
・車には乗れるが、エンジン音を怖がる
・車が動き出すと落ち着かなくなる
・毎回車酔いをしてしまう
など、原因によって対処法が変わることがあります。
まずは愛犬がどのタイプに当てはまるか確認してみましょう。
原因に合わせて練習方法を変えることが、克服への近道です。

車を見るだけで逃げる場合
車そのものに苦手意識を持っている可能性があります。
無理に車へ近づけるのではなく、まずは車の近くで遊んだり、おやつをあげたりしながら、「車の近くにいると楽しいことがある」と少しずつ覚えてもらいましょう。
車に近づけたらたくさん褒め、焦らず段階的に慣らすことが大切です。
車には乗れるが、エンジン音を怖がる場合
エンジン音や振動に驚いている可能性があります。
まずは車に乗った状態でエンジンを数秒だけかけ、落ち着いていられたら褒めることを繰り返してみましょう。
慣れてきたら少しずつ時間を延ばし、「エンジン音がしても大丈夫」と感じてもらうことがポイントです。
車が動き出すと落ち着かなくなる場合
車の揺れや景色の変化にまだ慣れていないのかもしれません。
最初は5〜10分ほどの短いドライブから始め、急発進や急ブレーキを避けながら、ゆっくりとした運転を心がけましょう。
また、ドライブの後に公園で遊ぶなど、「車に乗ると楽しいことがある」と覚えてもらうのも効果的です。
毎回車酔いをしてしまう場合
車酔いが原因で車に苦手意識を持っている可能性があります。
そのまま練習を続けると、「車=気持ち悪い場所」と覚えてしまうこともあるため、まずは車酔い対策を優先しましょう。
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無理に克服させなくても大丈夫

すべての犬が車好きになるとは限りません。
普段は歩いて行ける範囲で過ごし、必要なときだけ短時間乗るという生活でも問題ない犬もいます。
大切なのは、「車が大好きになること」ではなく、「必要なときに安全に乗れること」です。
病院への通院や旅行など、必要な場面で過度なストレスなく移動できることを目標に、愛犬のペースで少しずつ練習していきましょう。
🐾 わが家の場合
「早く慣れさせたい」という気持ちよりも、「今日はここまでできたね」と一歩ずつ進めることが、結果的には近道だったと感じています。
「うちの子は車が苦手かもしれない…」と思う時期もありましたが、焦って長時間乗せるのはやめて、短時間のお出かけを繰り返すようにしました。
すると、最初は緊張していた様子も少しずつ落ち着き、今ではドライブを楽しめるようになりました。
車に慣らすなら子犬の頃から始めた方がいい?

結論から言うと、子犬の頃から少しずつ車に慣らしておくと、車への苦手意識が少なくなる傾向があります。
子犬はさまざまな経験を受け入れやすい時期があるため、短時間のドライブや車内で過ごす練習を取り入れることで、「車は怖くない場所」と覚えてくれることがあります。
ただし、ワクチン接種が完了していない時期や体調が優れないときは、無理に練習を始める必要はありません。
まずは健康状態を優先し、必要に応じて獣医師に相談しながら進めましょう。
また、成犬になってからでも遅すぎることはありません。
初めて車に乗る成犬や、以前に車酔い・通院などで苦手意識を持ってしまった犬でも、この記事で紹介したように短時間の練習を繰り返すことで、少しずつ慣れていくケースは多くあります。
大切なのは年齢ではなく、愛犬のペースに合わせて無理なく進めることです。
「子犬だから早く慣らさなきゃ」「成犬だからもう無理かも」と焦える必要はありません。
一歩ずつ成功体験を積み重ねながら、愛犬が安心して車に乗れるようサポートしてあげましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 子犬はいつから車に乗せても大丈夫ですか?
A. ワクチンプログラムや健康状態によって異なりますが、短時間の練習であれば、獣医師と相談しながら始められる場合があります。
最初はエンジンをかけずに車へ乗るだけなど、負担の少ない練習から始めると安心です。
Q. 毎日練習した方が早く慣れますか?
A. 必ずしも毎日練習する必要はありません。
大切なのは回数よりも、「車は安心できる場所」と感じてもらうことです。
愛犬の様子を見ながら、無理のないペースで続けましょう。
Q. 車酔いする犬でも慣れることはありますか?
A. 車酔いをする犬でも、短時間のドライブを繰り返したり、車内で安心して過ごせる環境を整えたりすることで、徐々に慣れていく場合があります。
ただし、症状が強い場合は無理に練習を続けず、必要に応じて動物病院へ相談しましょう。
Q. ドライブボックスやクレートはあった方が良いですか?
A. ドライブボックスやクレートは、急ブレーキ時の安全対策だけでなく、愛犬が落ち着いて過ごせる空間づくりにも役立ちます。
慣れた場所があることで、不安や緊張が和らぐ犬もいます。
焦らず、一歩ずつ進めていこう

犬を車に慣らす一番のコツは、
「少しずつ成功体験を積み重ねること」です。
最初から長距離ドライブを目指す必要はありません。
「今日は車に乗れた。」
「今日はエンジンをかけても落ち着いていた。」
そんな小さな成功の積み重ねが、愛犬の自信につながります。
犬によって慣れるスピードはそれぞれ違います。
周りの犬と比べる必要はありません。
愛犬のペースを大切にしながら、焦らず少しずつ練習を続けていきましょう。
これから愛犬とドライブを楽しむために
車に慣れてきたら、安全で快適にドライブを楽しむための準備も大切です。
当サイトでは、ドライブ初心者の方にも役立つ情報をまとめていますので、ぜひあわせてご覧ください。
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まとめ
犬を車に慣らすには、無理をせず少しずつステップアップすることが何より大切です。
今回紹介したポイントをもう一度振り返ってみましょう。
・車に乗るだけの練習から始める
・車内で「楽しい場所」と感じてもらう
・エンジン音や短時間のドライブに少しずつ慣らす
・嫌がる様子があれば無理をしない
・焦らず愛犬のペースで続ける
最初は車が苦手だった犬でも、小さな成功体験を積み重ねることで、安心して乗れるようになることがあります。
愛犬の気持ちに寄り添いながら、少しずつ練習を続け、楽しいドライブの時間を増やしていきましょう。
【保存版:ドライブを楽しんでもらうステップ】






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