犬が爪切りを嫌がるのはなぜ?怖がる犬を少しずつ慣らす方法

犬 爪切り 犬の健康管理

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・爪切りしようと思って爪切りを出した瞬間、犬が逃げる
・足を持とうとすると引っ込める
・なんとか1本切れたと思ったら、2本目で暴れてしまう
「このままでは爪が伸びてしまう。でも、無理やり押さえつけるのも怖い……」

犬の爪切りって、なかなか思うようにいきませんよね。

でも、爪切りを嫌がる犬に必要なのは、いきなり最後まで爪を切る練習ではありません。

足を触られても大丈夫 → 爪に触られても大丈夫 → 爪切りを見ても大丈夫

というように、犬が受け入れられるところから少しずつ進めていくことが大切です。

この記事では、犬が爪切りを嫌がる理由から、実際にどんな順番で慣らしていけばいいのか、そして「もう少しできそうだけど、今日はここで終わりにしよう」という見極め方まで紹介します。


  1. 犬はなぜ爪切りを嫌がるの?
    1. 足を触られること自体が苦手
    2. 爪切りの「パチン」という音が怖い
    3. 過去に痛い思いをした
    4. 長時間拘束されるのが嫌
  2. 「爪切りが嫌い」ではなく、どこが嫌なのかを探してみよう
  3. 爪切りを嫌がる犬は、いきなり爪を切らなくていい
    1. STEP1|まずは足を触るだけ
    2. STEP2|足先を軽く持ってみる
    3. STEP3|爪に触ってみる
    4. STEP4|爪切りを見せるだけ
    5. STEP5|爪切りを足に近づける
    6. STEP6|まずは1本だけ切って終わる
  4. 「嫌がる前にやめる」が、実はかなり大切
  5. こんな様子が出たら、一度ストップ
  6. 1回ですべての爪を切らなくても大丈夫
  7. 愛犬がどこで嫌がるかで、戻る場所を決めよう
    1. 爪切りを見ただけで逃げる
    2. 足を持とうとすると嫌がる
    3. 爪切りを当てると嫌がる
    4. 1本は切れるけれど、2本目から嫌がる
    5. 爪を切る瞬間だけ暴れる
  8. おやつは使っていい?「ごまかす」のとは少し違います
  9. これは避けたい!犬を爪切り嫌いにしてしまうかもしれない行動
    1. 嫌がっているのに押さえつけて最後まで切る
    2. 一度に全部終わらせようとする
    3. 「おやつがあるから何をしても大丈夫」と考える
    4. 犬が嫌がる段階を飛ばす
  10. 爪切りがどうしても難しいときは、無理をしない
  11. 急に爪切りを嫌がるようになった場合は?
  12. 犬の爪切りについてよくある疑問
    1. Q.犬が爪切りを嫌がるとき、無理やり切ってもいい?
    2. Q.爪切りを嫌がる犬には、おやつを使ってもいい?
    3. Q.1回の爪切りで全部切れなくても大丈夫?
    4. Q.爪切りを嫌がる犬は、もう慣れない?
  13. まとめ|「全部切る」より「嫌なところまでやらない」
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犬はなぜ爪切りを嫌がるの?

犬 爪切り

そもそも、犬はなぜ爪切りをそんなに嫌がるのでしょうか。

「爪を切られるのが嫌いだから」とだけ考えると、対策も「どうやって大人しくさせるか」になってしまいます。

でも、実際には爪切りの中の何が嫌なのかを考えてみることが大切です。


足を触られること自体が苦手

犬にとって、足先や爪は普段から触られ慣れている場所とは限りません。

足を持たれること自体が苦手な犬なら、いきなり爪切りを当てられたら「何をされるの?」と警戒してしまいます。

まずは爪切りを使う前に、足を触られることから慣らしていく必要があります。


爪切りの「パチン」という音が怖い

爪を切るときの「パチン」という音や、爪を挟まれる感覚が苦手な犬もいます。

人間にとっては小さな音でも、足先で突然鳴ればびっくりしてしまうことがあります。


過去に痛い思いをした

以前、深爪をしてしまったことがある。
爪切りのときに痛かった。

そんな経験がある犬は、「爪切り=嫌なこと」と覚えてしまっている可能性があります。

一度嫌な経験をすると、その後は爪切りを見ただけで逃げるようになることもあります。

だからこそ、すでに爪切りを怖がっている犬ほど、焦って進めないことが大切です。 


長時間拘束されるのが嫌

飼い主としては、「せっかく始めたんだから、全部切ってしまおう」と思いますよね。

でも犬からすると、

「捕まえられて、足を触られて、いつ終わるのか分からない」

という状態になっているかもしれません。

爪切りを嫌がる犬の場合は、全部の爪を切ることより、嫌なところまで我慢させないことも大切です。


「爪切りが嫌い」ではなく、どこが嫌なのかを探してみよう

人 はてな

ここは、ぜひ一度愛犬を観察してみてください。

「爪切りが嫌い」と思っていても、実際には嫌がっているタイミングが犬によって違います。

例えば、

愛犬の反応苦手かもしれないこと
足を触ろうとすると逃げる足を触られること
足は触れるけれど爪切りを見ると逃げる爪切りそのもの
爪切りを近づけると嫌がる爪に器具が触れること
切る直前に暴れる「パチン」という音や感覚
1~2本なら切れるけれど途中から嫌がる長時間続くこと

もちろん、犬が嫌がる理由はこれだけではありません。

大切なのは、「どこまでは大丈夫なのか」を見つけることです。

例えば、「足を触るのは大丈夫。でも爪切りを持つと逃げる」のであれば、足を触る練習を延々と続ける必要はありません。

その犬にとって必要なのは、爪切りを見ても大丈夫になる練習かもしれません。


爪切りを嫌がる犬は、いきなり爪を切らなくていい

ここからが、実際の慣らし方です。

ポイントは、爪切りという一連の作業を、いくつもの小さな作業に分けること。

犬が平気なところから始めて、嫌がらない範囲で少しずつ進めていきます。

爪切りに慣らす6段階のステップ

STEP1|まずは足を触るだけ

いきなり足を持ち上げるのではなく、まずは足に触れてみます。

例えば、リラックスしているときに、

肩をなでる
 ↓
足のほうへ手を動かす
 ↓
足に軽く触る
 ↓
すぐ離す

くらいから。

ここで犬が嫌がらなければ、少しずつ触れる時間を長くしていきます。

犬の足先は敏感な場所なので、最初からぎゅっとつかむのではなく、やさしく触れるところから始めます。 


STEP2|足先を軽く持ってみる

足を触ることに慣れてきたら、今度は足先を軽く支えてみます。

持ち上げる
 ↓
数秒待つ
 ↓
離す

これだけでも十分です。

「こんなの何の練習になるの?」

と思うかもしれませんが、ここができないまま爪切りを始めると、犬にとっては一気に難易度が上がります。

嫌がらずにできたら、そこで終わってもOKです。


STEP3|爪に触ってみる

次は、足先だけではなく爪に触れてみます。

爪を1本だけ触る
↓
離す
↓
褒める

慣れてきたら、爪を軽く押し出してみる。

ここでも、まだ爪切りは使いません。

「爪を触られることは、別に怖くない」という経験を少しずつ増やしていきます。


STEP4|爪切りを見せるだけ

ここで、ようやく爪切りの登場です。

ただし、まだ切りません。

爪切りを持って見せる
   ↓
犬が落ち着いている
   ↓
褒める・ごほうび
   ↓
爪切りをしまう

これだけ。

「爪切りを出した=すぐ足をつかまれる」

という状態をいったん崩してあげます。

爪切りを見ると逃げる犬なら、最初は少し離れた場所で見せるだけでも構いません。


STEP5|爪切りを足に近づける

爪切りを見ても逃げなくなったら、次は少しだけ近づけます。

爪切りを持つ
  ↓
足に近づける
  ↓
何もせず離す

慣れてきたら、爪に軽く当てる。

それでも切らない。

ここまで来ても、まだ「爪を切らなくてはいけない」と焦らなくて大丈夫です。

爪切りが足に近づいても、何も怖いことは起きない。

これを覚えてもらうことが目的です。


STEP6|まずは1本だけ切って終わる

いよいよ実際に切ります。

でも、最初から全部の爪を切ろうとしなくて大丈夫です。

まずは1本だけ。

パチン。

切れたら、そこで終わりにしてもいいんです。

「1本しか切れなかった……」ではありません。

「今日は1本切れた!」です。

爪切りに慣れていない犬なら、最初は1本だけ切って終わる方法もあります。

犬が落ち着いてできるようになってきたら、2本、3本……と少しずつ増やしていきます。 


「嫌がる前にやめる」が、実はかなり大切

爪切りの練習で難しいのが、

「まだできそうだから、もう少しやろう」

という飼い主側の気持ちです。

でも、犬が明らかに嫌がってから終わることを繰り返していると、「爪切り=嫌なことが限界まで続くもの」となってしまう可能性があります。

犬がリラックスしているうちに、「今日はここまで」と終わらせる。

これも立派な練習です。

犬が不安そうな様子を見せたら、いったん止めて、ひとつ前の簡単な段階に戻してみましょう。

怖がっている状態で無理に進めるのではなく、犬が落ち着いていられるレベルからやり直すことが勧められています。 


こんな様子が出たら、一度ストップ

犬によって表現は違いますが、例えばこんな変化がないか見てみましょう。

・足を引っ込める
・体を固くする
・顔をそむける
・その場から離れようとする
・耳を後ろに倒す
・あくびをする
・震える
・唸る
・逃げようとする

「唸るまで大丈夫」ということではありません。

それより前の、小さな変化に気づいてあげることが大切です。 



1回ですべての爪を切らなくても大丈夫

爪切りというと、「今日は全部の爪を切る日」と思ってしまいがちです。

でも、爪切りが苦手な犬なら、今日は前足1本だけ。それでも十分です。

もっと言えば、今日は爪切りを見せただけ。

それでもいい。

例えば、

・今日
 足を触る
  → 大丈夫だった
  → 終了

・次の日
 足を持つ
  → 大丈夫だった
  → 終了

・その次
 爪切りを見せる
  → 大丈夫だった
  → 終了

こんな日があってもいいんです。

「こんなペースで本当に爪切りできるようになるの?」

と思うかもしれません。

でも、怖がっている犬にとっては、嫌な経験を増やさずに終われたこと自体が前進です。

犬によっては数回の練習で進める場合もありますが、すでに強く怖がっている犬では、慣れるまで数週間、場合によってはもっと時間がかかることもあります。

焦って段階を飛ばさないことが大切です。 


愛犬がどこで嫌がるかで、戻る場所を決めよう

犬 爪切り

「うちの犬はどこからやり直せばいい?」

という場合は、こんなふうに考えてみてください。

爪切りを見ただけで逃げる

→ STEP4から

まずは爪切りを見せるだけ。

距離が近すぎるなら、少し離れたところから始めます。


足を持とうとすると嫌がる

→ STEP1~2から

爪切りはまだ出さなくてOK。

まずは足に触れることに慣れてもらいます。


爪切りを当てると嫌がる

→ STEP5から

切らずに、爪切りを近づけるだけ。

慣れたら爪に軽く触れる。


1本は切れるけれど、2本目から嫌がる

→ 1本で終了する練習から

「2本目も切らなきゃ」と思わなくて大丈夫です。

1本切って終わることを何度か繰り返し、犬が余裕を持てるようになってから次へ進みます。


爪を切る瞬間だけ暴れる

→ 音や感覚が苦手なのかもしれません

爪切りを当てるだけの練習や、爪切りの音に慣れる練習を別にしてみる方法があります。

どうしても無理な場合は電動やすりという選択肢もあります。


おやつは使っていい?「ごまかす」のとは少し違います

おやつ 犬

爪切りの練習では、おやつを使う方法もあります。

ただし、

「おやつを食べている隙に、急いで爪を全部切ってしまおう」

という使い方とは少し違います。

例えば、

・足に触る→ おやつ
・爪に触る→ おやつ
・爪切りを見せる→ おやつ

というように、犬が落ち着いていられたことと、おやつを結びつけるイメージです。

「嫌がっているけれど、おやつを食べているから続ける」というのではなく、犬が無理なく受け入れられる範囲で使います。

強く怖がっている犬をおやつで気をそらし、その間に一気に爪を切る方法は、かえって爪切りへの不信感を強める可能性があるため避けたほうがよいとされています。 

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これは避けたい!犬を爪切り嫌いにしてしまうかもしれない行動

犬 だめ

嫌がっているのに押さえつけて最後まで切る

「暴れるから動かないように押さえる」

と考えたくなりますが、怖がっている犬を無理に押さえ込むことで、爪切りへの恐怖がさらに強くなることがあります。 

もちろん、安全のために犬を支えることは必要です。

でも、「動かないように押さえつける」ことと「安心していられるように支える」ことは別です。


一度に全部終わらせようとする

飼い主としては一度で終わらせたい。

これは本当によく分かります。

でも、爪切りが苦手な犬なら、今日は1本でもOK。

むしろ、「まだ大丈夫なところで終わる」ことを優先してみてください。


「おやつがあるから何をしても大丈夫」と考える

おやつは便利ですが、犬の気持ちを無視していい魔法の道具ではありません。

犬が明らかに嫌がっているなら、一度止めて、もっと簡単な段階に戻します。


犬が嫌がる段階を飛ばす

「足を触られるのは苦手だけど、爪切りを見せてみよう」ではなく、

その犬が今できるところから始める。

これが結果的には近道になることがあります。


爪切りがどうしても難しいときは、無理をしない

犬 爪切り

ここまで読んで、

「うちの犬は、そんなに簡単にはいかなそう……」

と思った人もいるかもしれません。

それなら、無理に自宅だけで解決しなくても大丈夫です。

トリミングサロンや動物病院で爪を切ってもらう方法もあります。

特に、

・激しく暴れる
・震えが止まらない
・唸る・噛もうとする
・飼い主が怖くて手を出せない
・爪がかなり伸びていて早めの処置が必要

という場合は、まず専門家に相談したほうが安心です。

強い恐怖がある犬では、獣医師などに相談しながら進めるほうがよい場合もあります。 

また、爪切りの「パチン」という感覚が特に苦手な犬では、電動の爪やすりを選択肢にする方法もあります。

ただし、電動タイプなら必ず怖がらないというわけではありません。

モーター音や振動が苦手な犬もいるので、こちらもいきなり爪を削るのではなく、まず音に慣れるところから始めるとよいでしょう。 

→ 犬用電動爪やすりについてはこちら


急に爪切りを嫌がるようになった場合は?

犬 怒る

ここは少し注意しておきたいところです。

以前は普通に爪を切らせていたのに、最近になって急に足を触られるのを嫌がるようになったという場合。

単に「爪切りが嫌になった」とは限りません。

爪や足などに痛みや違和感がないか、一度確認してみてください。

爪が割れている、足先に傷がある、触ると特定の場所だけ強く嫌がるなどの様子があれば、自宅で無理に爪切りを続けず、動物病院に相談するほうが安心です。

犬は痛みを隠すこともあり、普段と違う「触られるのを嫌がる」という行動が痛みのサインになることもあります。 


犬の爪切りについてよくある疑問

Q.犬が爪切りを嫌がるとき、無理やり切ってもいい?

A.できるだけ避けたいところです。

どうしても爪を切る必要がある場合は、トリミングサロンや動物病院に相談する方法があります。

自宅で慣らす場合は、犬が落ち着いていられる段階まで戻して、少しずつ進めていきましょう。


Q.爪切りを嫌がる犬には、おやつを使ってもいい?

A.使って大丈夫です。

ただし「おやつで気をそらして、一気に爪を切る」というより、足を触られても大丈夫だった、爪切りを見ても大丈夫だった、という経験とおやつを結びつける使い方がおすすめです。


Q.1回の爪切りで全部切れなくても大丈夫?

大丈夫です。

最初は1本だけでも構いません。

「今日は1本しか切れなかった」ではなく、

「今日は1本で嫌になる前に終われた」

と考えてみてください。


Q.爪切りを嫌がる犬は、もう慣れない?

A.そんなことはありません。

ただし、すでに強く怖がっている犬ほど、慣れるまで時間がかかることがあります。

数日で変化が出る犬もいれば、数週間以上かけて少しずつ進める犬もいます。

「○日で慣れる」という目標を作るより、昨日より少し楽にできたかを見るほうがいいでしょう。


まとめ|「全部切る」より「嫌なところまでやらない」

犬が爪切りを嫌がると、

「どうしたら大人しく切らせてくれるんだろう?」

と考えてしまいます。

でも、最初から「爪を切ること」を目標にしなくても大丈夫です。

・足を触る
・爪に触る
・爪切りを見る
・爪切りを近づける

そして、まずは1本だけ切って終わる。

このくらい小さな段階に分けて、愛犬が大丈夫なところから少しずつ進めていきましょう。

そして、覚えておきたいのが、

「1本しか切れなかった」ではなく「1本切れた!」

という考え方。

爪切りが苦手な犬にとって、嫌になる前に終われたことも立派な一歩です。

全部の爪を一度で切ることにこだわらず、愛犬のペースで少しずつ。

どうしても難しいときは、トリミングサロンや動物病院を頼っても大丈夫です。



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