これを見ればOK!ワンちゃんと暮らすためのあれこれ
犬を迎えるということは、家族が増えるということ。
嬉しさの反面、
「何を準備すれば?」
「初日はどう過ごす?」
「こんな時どうしたらいいの?」
と不安になる方も多いはずです。
これから一緒に、つまずきがちなポイントを見ていきましょう!

犬を迎える前に準備するもの(チェックリスト)
ワンちゃんをお家に迎える前に、必要な環境を整えておくことが大切です。
まずは絶対に準備して欲しいものから!
ケージ or サークル
初めてのお家ではワンちゃんもどうして良いかわからないもの。
自分にとって安心できる場所があると、犬自身も落ち着きやすくリラックスできます。

また、犬は本能的に狭い空間を好む習性があり、ケージがあるとリラックスしやすくなります。
さらに、お留守番中の誤飲や事故を防ぐ役割も大きく、安全に過ごすための重要なアイテムです。
おトイレや生活リズムを安定させるためにも欠かせない存在です。
・お部屋やワンちゃんに合わせて大きさを選ぶ
・屋根付きタイプは上に荷物を乗せられて便利
・屋根なしタイプはお世話や掃除がしやすい
キャリーケース(クレート)
ワンちゃんを移動させるときに必要なカゴのようなものです。
動物病院へ行くときや移動の際の必須アイテム!

外出時の安全な移動手段としてだけでなく、家の中でも「落ち着きたいときに入れる隠れ家」として役立つことがあります。
・ペットショップからお家への移動で早速出番が!
・上・横どちらも開くタイプが便利
・軽いものだと移動がラク
トイレトレー+ペットシーツ
ワンちゃんにとって、トイレの場所が決まっているのは大事なポイント。
決まった場所で排泄できるようになると、粗相も減り、犬も飼い主もストレスがなくなります。
衛生面でも、清潔に保てるトイレ環境は病気の予防にもつながります。

・トイレシーツは多めに用意しておくと安心
・トイレトレーは洗いやすいものが◎
・イタズラ防止付きネットがついたものがベター
ごはん
ご飯も色々種類があって迷ってしまいますが、最初は絶対これ!
「今まで食べていたものと同じドッグフード」。

ワンちゃんは環境が変わると胃が弱りやすく、急に別のものへ変更すると下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。
最初は、必ず元のフードをそのまま使う方が安心です。
・食べていたご飯を聞いておく
・ついでにおやつも教えてもらうと◎
・好き嫌いもあればメモしておくと便利
食器(フード用・水用)
洗いやすく、安定した作りの器を選ぶことで、こぼれにくく管理しやすくなります。
特にステンレスや陶器の食器は菌が繁殖しにくく、長期間衛生的に使えます。

・体の負担減のために高さのあるものを選ぶと◎
・台座と食器が分かれるタイプは洗いやすく管理しやすい
・ケージに給水器をつけるのもアリ
ベッド or マット
犬が安心して休めるようにベッドやマットも用意しておきましょう。
子犬のうちは骨格がしっかりしていないため、固い床で寝ると体に負担がかかることがあります。
洗える素材のベッドであれば、衛生面の管理も簡単です。

・思っている以上に汚れるので洗濯可は必須
・カバーが取り外せるものだと管理がラク
・防水だとおしっこや汚れに対応しやすい
首輪/ハーネス+リード
散歩をする時期が来たときのために、必要なアイテムです。
特に子犬の場合は、体に負担をかけにくいハーネスがおすすめです。

また、迷子札を付けておくことで、万が一の迷子対策にもなります。
・成長すると買い替えるので『とりあえず』のものでもOK
・夜間のお散歩は光る首輪やリードだと目立って安心
・コーディネート用に複数持っている飼い主さんも
あると便利(結局買うアイテム)
おもちゃ
犬は成長の過程で噛む欲求が高まるため、噛む用のおもちゃがあると家具や人の手を噛む「噛み癖」予防につながります。
転がして遊ぶタイプや知育玩具は、留守番中の退屈しのぎにも最適です。
・・・とかそれらしい事を言っていますが、一緒に遊ぶための必須アイテムです♪

ブラシ
抜け毛を取り除くだけでなく、毛玉の予防や皮膚トラブル防止、さらにスキンシップの機会にもなります。
特に長毛種や換毛期のある犬には必須と言えるアイテムです。

ウェットティッシュ・トイレの消臭剤
トイレ周りや足の汚れをサッと拭けるので、日常的に使う便利アイテムです。
粗相をしてしまったときのニオイ残りを防ぐことで、トイレの定着にも役立ちます。
必ず犬用のノンアルコールタイプを選ぶようにしましょう。

おやつ
楽しいおやつタイムとしてはもちろんですが、訓練やしつけのご褒美にも必須のアイテム。
おやつもワンちゃんによって好みが分かれるところ。
噛みごたえや大きさ、風味やなめらかさなど・・・
色々なものを試してみるのをオススメします♪

犬を迎えた当日の過ごし方
ここが初心者が一番失敗しやすいポイントです。
到着したら、まずはケージに入れて落ち着かせる
犬は新しい場所に緊張しています。
最初の1〜2時間は構いすぎず、静かに環境に慣れさせましょう。
【やりがちNG】
× 到着直後に家中を歩かせる
× 抱っこし続ける
× たくさん話しかける
ごはんはいつも通りの量でOK
ただし食べない場合は無理に与えなくて大丈夫。
ストレスで食欲が落ちることはよくあります。
しばらくは見守ってあげましょう。

排泄は成功しやすい場所へ
トイレはケージのすぐ横(または中)に設置。
成功したら優しく褒めてあげると成功率もアップします。

最初の3日間でやること
生活リズムを作る
犬は「毎日の繰り返し」で安心します。
- 朝散歩(子犬はまだ不要)、ごはん
- 日中休憩・遊び・ごはん(子犬・シニア)
- 夜ごはん、軽い遊び、就寝
名前を呼ぶ練習
「〇〇(名前)=良いことが起きる」と覚えさせるのがコツ。
おやつを使って呼ぶ→こちらを見る→褒める、を繰り返します。

環境に慣れさせる
- 生活音(テレビ・掃除機・インターホン)
- 家族の出入り
- ケージで静かに過ごす時間
最初は色々な音に敏感に反応しますが、徐々に慣れるので焦らなくてOK。
1週間以内にやること
初回の動物病院を予約する
迎えたら1週間以内に健康チェックへ行きましょう。
初診で確認してもらうこと
- 体重測定
- ワクチンプログラム
- ノミダニ対策
- 先天性の問題がないか
持ち物
- ワクチン証明書
- 使っているフード
- 健康状態のメモ
散歩デビューは少し待って
ワクチンが完了するまでは地面を歩かせないのが基本です。
それまでは抱っこ散歩で外の音や空気に慣れさせると、後の散歩がスムーズになります。

初心者がつまずきやすいポイント
ごはんを食べない
環境変化によるストレスが原因のことがほとんど。
心配だとは思いますが、1~2日は無理に食べさせず様子を見てあげましょう。

夜泣きする
かまいすぎも良くないですが、完全に無視すると悪化することも。
・ケージに布をかける
・寝る前に軽く遊ぶ
などを試しましょう。
トイレ失敗が続く
お掃除も大変なのでイライラしてしまいますが、叱らないのが鉄則。
成功しやすい配置とタイミングを再チェックして根気強くいきましょう。

噛み癖が出る
歯の生え変わり時期は特に気になりますが、それは成長の過程で必要な行為。
噛んでも良いおもちゃに優しく誘導してあげてください。

よくある質問(Q&A)
Q:お風呂はいつ入れていいですか?
A:ワクチン前でも軽いシャンプーはOK。
ただし体力を奪うため、到着してすぐは避けましょう。

Q:留守番はいつからできますか?
A:最初は10分→30分→1時間…と段階的に。急に長時間はNG。
Q:ケージは必要ですか?
A:ほぼ必須。
ケージ=安全な場所と覚えさせると、問題行動の多くが防げます。

まとめ
犬を迎える1週間は、不安とワクワクが入り混じる期間です。
しかし、最初のポイントさえ押さえておけば、犬は安心して家庭に馴染んでくれます。
- 環境を整える
- 生活リズムを作る
- 無理に構いすぎない
- 少しずつ慣らす
この4つを意識すれば、初めてでも大丈夫。
あなたの一歩が、ワンちゃんにとって一生の安心につながります。


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