はじめに|体重変化はシニア猫からの重要なメッセージ
シニア期に入った猫の体重変化は、健康状態を知るための大切な指標です。

「少し痩せた気がする」「太ってきたけれど元気そう」と感じたとき、その変化をどう受け止めるかで、その後の健康状態が大きく変わることもあります。
シニア猫の体重減少・体重増加をどう考え、どう対応すればよいのかを、シニア猫と向き合う飼い主さん向けに分かりやすく解説していきます。
シニア猫はなぜ体重が変わりやすいのか
猫は7歳頃からシニア期に入り、体の中でさまざまな変化が起こります。
・筋肉量の低下
・基礎代謝の低下
・消化吸収能力の変化
・活動量の減少
これらが重なり、若い頃よりも体重が増えたり減ったりしやすくなります。
そのため、体重変化=すぐ異常とは限りませんが、「変化のスピード」には注意が必要です。

シニア猫の適正体重の考え方
シニア猫の体重管理では、数字だけを見るのではなく、体型や触った感覚も重要です。
・肋骨が軽く触れるか
・腰のくびれがあるか
・お腹が極端に垂れていないか
見た目と触診を組み合わせて判断することで、体重計の数値だけでは分からない変化にも気づきやすくなります。

シニア猫の体重減少について
よくある原因
シニア猫が痩せてくる背景には、次のような理由があります。
・食事量の減少
・歯や口内のトラブル
・消化吸収力の低下
・腎臓病や甲状腺疾患などの病気
少しずつ減っている場合は気づきにくいため、定期的な体重測定が重要です。

様子見でよいケース
・数か月かけてゆるやかに減少
・食欲や元気が変わらない
・毛ヅヤや排泄に異常がない
このような場合は、加齢による筋肉量低下の可能性もあります。
ただし、記録は続けましょう。

受診を検討すべきサイン
・1〜2か月で急激に体重が落ちた
・食欲が明らかに低下
・水を大量に飲むようになった
・嘔吐や下痢を伴う
これらが見られる場合は、早めに動物病院を受診することをおすすめします。

シニア猫の体重増加について
よくある原因
体重増加も、シニア猫ではよく見られます。
・運動量の低下
・若い頃と同じ食事量
・おやつの与えすぎ
・避妊・去勢後の代謝変化
特に活動量が落ちているのに食事量が変わらないと、知らないうちに体重が増えてしまいます。

体重増加で気をつけたい点
シニア猫の肥満は、関節や内臓への負担につながります。
・ジャンプを嫌がる
・動きが鈍くなる
・呼吸が荒くなる
このような変化が見られた場合は、体重管理を意識する必要があります。

体重管理のためにできること
食事内容・量の見直し
・シニア用フードへの切り替え
・1日の総カロリーを意識
・食事回数を分ける
急激な変更は避け、少しずつ調整しましょう。

無理のない運動を取り入れる
シニア猫には、短時間で負担の少ない運動がおすすめです。
・1日数分の遊び
・段差を減らした環境
・滑りにくい床対策
運動は体重管理だけでなく、筋力維持にも役立ちます。

体重測定と記録の習慣
・月1〜2回の体重測定
・食事量や体調とあわせて記録
数字の変化を見える化することで、異変に早く気づけます。

まとめ|体重変化は「早めに気づく」ことが大切
シニア猫の体重減少・増加は、体からの大切なサインです。
・急激な変化は要注意
・数字だけでなく体型もチェック
・不安な時は早めに相談
日々の小さな気づきが、シニア猫の健康を守る大きな支えになります。



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